お星様になったDONCHI
パトラッシュとマックス【1】
  パトラッシュとマックス【2】
MAXを迎えた日

お星さまになったDONCHI 【序章】



 


DONCHIは、2004年7月7日大学病院の冷たいゲージの中で、息を引き取りました。
七夕さまの日に亡くなったことが私達にとっては、なぜかなぐさめでした。

亡くなった直後、DONCHIの追悼ページを立ち上げたいと思ってはいたものの、
もう一年が経とうとしています。
当時は、毎日毎日泣けて泣けて眠れない夜を過ごし、
私はおかしくなってしまうんじゃないか?しっかりしなくては!
など と思いながら、ボーっとしている事が多かったことを覚えています。

DONCHIが連れてきてくれたであろうMAXが我が家にやってきてから、
徐々に気持ちも落ち着き、一番恐れていたように、
DONCHIの事を 思い出す時間が 少しずつ減っていきました。

人はとてもずるいので、悲しいことは引き出しの奥にしまって
思い出さないようにする気がします。そうでないときっと
生きていけない弱い生き物なのでしょうね。

DONCHIの事を思い出すと今でも、ごめんねごめんねと言ってしまいます。
本当にかわいそうな最期でした。 病との長い壮絶な戦いでした。
生き物があんなに苦しむ姿を間近で見たことがありません。
それでも、DONCHIは最期まで頑張り続けました。
時には笑い、時には元気な姿を見せ、私達を癒し続けてくれました。

DONCHIを苦しませてしまった悲しみは、
自分をどんなに責めたところで、 消化できるものではありませんでした。
きっと、この悲しみと自責の念は一生消えない。
そう覚悟を決めたら少しは楽になるでしょうか。

ゆっくり思い出して、泣き崩れ、ボーっとする時間がなくなっているだけで、
思い出せば、また同じように涙があふれます。
子供がいるので、声をあげて泣くことが出来ず、
お風呂に入ったときにシャワーの音に自分の泣き声を紛らせました。
声を上げて泣くことなど、大人になってからあったでしょうか。

こうなることが怖くて、封印していました。
でも、MAXの事をみんなに知ってもらいたいと思ったとき、
DONCHIの事も文章にする決心をしました。

思い出の時間が長い分時間がかかると思います。
まずは序章のみになってしまいますが、もうしばらく時間をください。


犬の聖歌


Copyright(C)2000 MAX .All rights reserved. webmaster